12番 僧正遍昭
2005/08/31 (Wed) 09:14
をとめの姿しばしとどめむ
をとめ = 天女に見立てている
古今和歌集 雑歌(巻第十七) に載っています
五節の舞姫を見てよめる 良岑宗貞 と、ある
良岑宗貞は遍昭の出家前の名。 六歌仙・三十六歌仙の一人
小野小町との逸話も。 小町と遍昭 (2005/08/14 掲載)
12番のこの歌といい、出家後の小町への返歌↓といい
プレイボーイだったのですねえ
よをそむく苔の衣はたゞ一重
かさねばつらしいざ二人ねむ
出家後でも こんなことをサラッと言ってのけるところが
私は好きです
21番の素性法師は、遍昭 出家前に出来た息子。
4番 山部赤人
2005/08/22 (Mon) 10:28
富士の高嶺に雪は降りつつ
うち=接頭語 白妙の=真っ白な
万葉集に載っている歌とは全く異なっています。
昔の学者風な表現をするなら「ますらお」と「たおやめ」
万葉集=「ますらおぶり」なんだそうです。
万葉集ではこうなっています。
3-0318
田子の浦ゆ打ち出て見れば真白にぞ
不盡の高嶺に雪は降りける
小倉百人一首の編者である藤原定家が改竄したのか
新古今和歌集の撰者の一人が改作したのか・・
定家も撰者の一人ではありますが。
このように1番から4番のどれもが
作者の作品でないいうのは、おかしな話ですね
「人」麻呂の次が赤「人」
「赤」人の歌は「白」妙
3番 柿本人麻呂
2005/08/21 (Sun) 07:43
長々し夜をひとりかも寝む
あし引の=山にかかる枕詞
長ぁい夜を独りで寝るのか 侘しいなぁ
って そんな歌です。
山鳥の尾のように長ぁい長ぁい「夜」
歌の半分以上を「長ぁい」にかけています。
柿本人麻呂といへば次の4番 山辺赤人と共に歌の聖
素晴らしい歌が沢山あるのに
何故この歌が選ばれたのか不思議ですね
↓万葉集にはこんな歌が。人麻呂の歌ではありませんが
11-2802
念へども念ひもかねつあしひきの
山鳥の尾の長きこの夜を
このすぐ後に「或る本の歌に曰く」として
あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長き永夜を一人かも寝む
が載っています




























