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78番 源兼昌

淡路島かよふ千鳥の鳴く声に
  幾夜ねざめぬ須磨の関守


須磨と淡路の間を鳴いてわたる千鳥の哀れな鳴き声に
須磨の関守は夜中に何度眼を覚ましただらう
きっと幾夜も幾夜も眼を覚ましたに違いない


幾夜ねざめぬ = 幾夜 眼を覚ましたであらうか

これも題詠の歌です。 定家はこの歌を本歌として

旅寝する夢路は絶えぬ須磨の関
  かよふ千鳥のあかつきの声


これらの元になる歌は源氏物語 須磨の巻の歌
光源氏
友千鳥もろ声に鳴くあかつきは
  ひとり寝覚めの床もたのもし

COMMENT

今では淡路島だけでなく四国も橋で繋がっていますが
当時は予想すらできないことだったでしょうね。

自然

少なくとも自然に関する限り
現代より大昔の方が美しかったのですねぇ
人工物の美は自然の美には勝てません
私が生まれ育った古里もすっかり変ってしまいました
里山だけが かろうじて昔のまま残っています

感じ方

自然は昔の方がもちろん美しかったのでしょう。
交通の不便さは同じ所でも何倍も離れて感じ
侘びさびの深みも随分違うんでしょうねぇ~

距離

今と昔の最も大きな違いは時間と距離
飛行機・新幹線は勿論のこと自転車さへ・・
一つ気になること
お風呂は? 髪洗ひは? 石鹸はなかったし

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