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同母姉弟(3)

大津皇子の屍を葛城の二上山に移し葬りまつれる時に
大来皇女の哀しび傷みて作りませる御歌二首
2-0165
うつそみの人なるわれや明日よりは
  二上山を弟世とわが見む

2-0166
磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど
  見すべき君がありと言はなくに


2-0165 現し身の人である私は 明日からは
二上山をわが弟として見やう

2-0166 岸のほとりに咲く馬酔木を手折って
思はず花を見せたいと思ふ
だけど見せるべき弟よ あなたはもういない


右の一首は今案ふるに 移し葬れる歌に似ず
けだし疑はくは伊勢の神宮より京に還りし時
路の上に花を見て感傷哀咽してこの歌を作れるか

二上山を弟世とわが見む
この歌は万葉集に触れてだいぶ早い時期に憶えました
この歌を好きだった友達と佐保路を歩いたことを
ふと思ひ出しました

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ちゃむ

  • Author:ちゃむ
  • 1940.01 生まれ 男性
    この写真は但馬皇女の歌
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      未だ渡らぬ朝川渡る

    をイメージしたものです

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