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3番 柿本人麻呂

あし引の山鳥の尾のしだり尾の
  長々し夜をひとりかも寝む


あし引の=山にかかる枕詞
長ぁい夜を独りで寝るのか 侘しいなぁ
って そんな歌です。
山鳥の尾のように長ぁい長ぁい「夜」
歌の半分以上を「長ぁい」にかけています。

柿本人麻呂といへば次の4番 山辺赤人と共に歌の聖
素晴らしい歌が沢山あるのに
何故この歌が選ばれたのか不思議ですね
↓万葉集にはこんな歌が。人麻呂の歌ではありませんが

11-2802
念へども念ひもかねつあしひきの
  山鳥の尾の長きこの夜を


このすぐ後に「或る本の歌に曰く」として
あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長き永夜を一人かも寝む
が載っています
私が人麻呂の歌を選ぶ立場だったら
万葉集にある次の歌を選んだでしょうね。
2-0133
小竹の葉はみ山もさやに乱げども
  我は妹思ふ別れ来ぬれば


でも そうすると百人一首の一枚札から
「さ」がなくなってしまいますね。
一枚札は むすめふさほせ「娘房乾せ」と憶えましょう。

小竹の葉は・・・亡くなった妻の葬送を終えて山路を帰路に。
笹の葉がまるで妻が語りかけるように ざわざわと騒ぐ。
私は生前の妻を想いながら ひたすら山道を歩く。

【関連記事】
柿本朝臣人麻呂

COMMENT

はじめまして。

数日前から楽しく拝見させてもらっています。
確かに、何故この歌が、って気もしますね。
寂しいなぁって言っている相手は誰のことなのでしょうか。隠りたる妻なのでしょうか?
人麻呂好きなので、人麻呂関連の歌が出ると嬉しいです。又おじゃまします。

人麻呂

karさん ようこそいらっしゃいました。
ブログに挑戦してまだ77日しか経っていません。
万葉集と言へば人麻呂、人麻呂と言へば万葉集なしでは語れませんね。
梅原猛著の水底の歌・歌の復籍は今でも愛読書です。
karさんのブログへこれからお伺ひいたします。
これからも仲良くして下さいね。

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