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手兒名(3)

万葉集 巻第九 挽歌
勝鹿の真間娘子を詠める歌一首併せて短歌

9-1807
鶏が鳴く東の国に古に ありける事と今までに
  絶えず言ひ来る勝鹿の 真間の手兒名が麻衣に
  青衿着け直さ麻を 裳には織り着て髪だにも
  掻きは梳らず履をだに 穿かず行けども錦綾の
  中に包める斎ひ児も 妹に如かめや望月の
  満れる面わに花の如 笑みて立てれば夏虫の
  火に入るが如水門入りに 船榜ぐ如く行きかぐれ
  人の言ふ時いくばくも 生けらじものを何すとか
  身をたな知りて波の音の 騒く湊の奥津城に
  妹が臥せる遠き代に ありける事を昨日しも
  見けむが如も思ほゆるかも


反歌 9-1808

勝鹿の真間の井を見れば立ち平し
  水汲ましけむ手兒名し思ほゆ


  (・・略) 高橋連蟲麻呂の歌集の中に出づ

9-1808 葛飾の真間の井戸を見ると通って来ては
水を汲んでいたであらう手兒名が思はれる
不老郎女 葛飾の真間の手兒名を詠める歌二首 (駄作)

真間の井も枯れて汲むべく水なくば
  我が恋ふ手児奈 何をやなすべき

平成の世に手児奈の影あらば
  金のわらじを履くも厭はじ


手兒名は多くの男から求婚されましたが
結局 真間の入江に身を投げてしまひました

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ちゃむ

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