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物思ひまさる

万葉集 巻第四  笠女郎の大伴宿禰家持に贈れる歌
4-0602 暮去者物念益見之人乃 言問為形面景為而

夕されば物思ひまさる見し人の
  言とふ姿面影にして


夕方になるとひとしほ物思ひが募ってきます
私に話しかけて下さるあなたのお姿が目にちらついて


言問ふ = ここでは「話しかける」の意
見し人 = 前にお逢ひした人
物思ひ = この歌を含め 多くは「恋慕ふ思ひ」を指します
  百人一首 (後鳥羽院)「世を思ふゆえに物思ふ身は」
  これなどが「恋」とは異なる「物思ひ」の例でせう


「見し人の」から 失恋の歌のやうに聞こえます
この歌を知ったのは結婚するだいぶ前で
その頃 恋人だった人から教えて貰ったのですが
ただ「言とふ姿」の句は「言問ひしさま」でした

COMMENT

いや~

浮かびます浮かびます.......。
暮れ行く西空を窓から遠く眺めやりながら、物思わしげな面持ちの女人が一人佇んで.....。
なだらかな肩に掛かる薄絹のひれは、消え残った茜色に似通った色でしょうか。

因みに私、初めて知る歌でやんす。

ロマンチスト

なんとまぁアゲハさんの文章はロマンチストのそれそのものですねぇ
この歌を知ったのは昭和36年の春でした
丁度 百人一首にのめりこんでいた頃

 暮れなずむ西空窓ゆ眺めやり
   君が面影消えずもがな

下手くそ (^0^)/

えーっ

どっかいっちゃいましたので再度。

by 不老郎女 ですね?

やんややんや、でございます。

違う!!

肝心の質問を。
『見し人の...』
で、失恋となるのは何故ですか?

古代では、『見る』とは決定的な男女関係を指すそうですけれど、つまり、そういう相手のことを思い浮かべる、という単純な情景に読み流してしまいがちですが??

見し人

「見し人」と過去形なので・・失恋かなぁ と

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