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玉ならば

万葉集 巻第四
大伴坂上大嬢の大伴宿禰家持に贈れる歌
4-0729 玉有者手二母将巻乎欝瞻乃 世人有者手二巻難石


玉ならば手にも巻かむをうつせみの
  世の人なれば手に巻きがたし


あなたが玉ならば手に巻きつけて離すまいに
生身の人ですから手に巻くこともできません


4-0730 将相夜者何時将有乎何如為常香 彼夕相而事之繁裳


逢はむ夜はいつもあらむを何すとか
  その宵逢ひて言の繁きも


お逢ひ出来る夜は他にもあったでせうに
だうして又あの夜なんかにお逢ひして
こんなにうるさい噂の種になってしまったのでせう
巻第三の 大伴宿禰家持の同じ坂上家の大嬢に贈れる歌
3-0403 朝尓食尓欲見其玉乎 如何為鴨従手不離有牟

を意識した歌ですね


朝に日に見まく欲りするその玉を
  如何にせばかも手ゆ離れざらむ


毎朝 毎日 見たいと思ふその玉を
だうしたら失はないやうに出来るでせう


ここでの「玉」は「大嬢」を指します

COMMENT

こんな歌の

やりとりをしながらも、二人は紆余曲折を経たのやも。
身内というのは、こうしたものなんでしょうか。

歌と生活

この時代のこの世界に住む人たちにとって
多くの歌を知り暗記し意味とシュチエイションを
理解し必要なときに即座に対応歌を詠む
それにかける時間はかなり多かったのでせうね
但し古文法の勉強はしなくてよかった (^0^)/

まったく苦手

でしたねぇアゲハも古典は殊に....。

でも、おかしいことには180度の転換期があったみたいです。

最高峰といわれる【源氏物語】を与謝野晶子の翻訳で『よし、読んでやるっ』とトライしたのが機となったのでしょう。

意味が難解で訳が解らなくても古典文学には親しんでおくべきだと思います。
そーゆー意味ではアゲハ、後悔してますね。

不可思議

分かったぁ だからアゲハさんは源氏物語に強いんだ

門前の小僧・・文法も分からないまま解説欄と原文を
キョロキョロ見ながら読んでいるうちに
少しづつ古語に慣れ親しめるやうになりましたが
まだまだ解説なしでは・・
日本語なのに

そうですよねー

言葉も文字も生き物、流動してゆきます。
既に【徒然草】においても、
「この頃の言葉遣いは実になっとらん」
てなことを吉田兼好さんは歎いてらっしゃるんですもんね。

現在の言葉と文字も千年先には翻訳無しでは理解されないでしょう。
人類が千年先にも生きていると仮定してですけれど。

鼻濁音

随分前から(現在でも)賛否が取沙汰されている鼻濁音
日本語のガギグゲゴ (ngの発音) リンゴ 鏡 など
私も気になる一人です
鼻濁音を発音出来ない歌手の歌を聴くと
私は少しがっかりします
昔 会社で若い後輩に このことを話したら
ng(鼻濁音)のガギグゲゴと gのガギグゲゴとを
聞いても同じにしか聞こえない といふことを知って
驚きました
Ya Yi Yu Ye Yo の Yi Ye の発音も
今の日本では学校教育から なくなってしまいました
私はからうじて Ye は発音出来ます (^0^)/

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