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浅茅生の宿

源氏物語 桐壺
  (略) いとおし立ちかどかどしきところ ものしたまふ
  御方にて ことにもあらず おぼし消ちて
  もてなしたまふなるべし 月も入りぬ


雲のうへも涙にくるる秋の月
  いかですむらむ浅茅生の宿


  おぼしめしやりつつ燈火をかかげ尽くして
  起きおはします (略)

宮中でさへ涙に曇って暗く見える月が
だうして草深い宿で澄んで見えやうか (桐壺帝)


いかですむらむ = 「住む」と「澄む」とを掛けている

長恨歌に玄宗皇帝が亡き楊貴妃を偲ぶあまり
「秋の燈火かかげ尽くして未だ眠ること能はず」
・・秋の燈火の秋の燈芯を最後まで引き出して
使い果たしたが まだ眠れないでいる・・とあることによる

COMMENT

帝は

寵愛深い更衣を失って歎きの真っ只中にいらっしゃるんですが、でも、次に愛する者が現れると心も救われてゆかれるんですね.....

子供を失った悲しみを軽くするには再び子供を得ればいいとか。
同様に新たな恋人を得ればいいんです。

忘却という天与の才に人は恵まれているんですね。

忘却とは

人は誰もこれなしには生きられませんね
でも私は思ひます
怒哀の記憶は消滅するのではなく
薄れてゆくに過ぎないのだと
そしてそれでいいのだと思ひます

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ちゃむ

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