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ささがに

源氏物語 帚木

  ・・げにそのにほひさへ はなやかにたち添へるも
  術なくて逃げ目をつかひて

ささがにのふるまひしるき夕ぐれに
  ひるま過ぐせといふがあやなき


  いかなることづけぞや」
  と言ひも果てず走り出ではべりぬるに追ひて


逢ふことの夜をし隔てぬ仲ならば
  ひる間もなにかまばゆからまし


  さすがに口疾くなどははべりき」と しづしづと申せば
  君達あさましと思ひて嘘言とて笑ひたまふ


蜘蛛の動きで分かっている筈のこの夕暮に
ニンニクの匂いがするから昼間は待て と言ふのは
理の通らない話ですねぇ 聞こえませんよ


夜毎に逢っている仲でしたらニンニクの匂いがする昼間
でも だうして恥ずかしいことでありませうか


ささがに = 蜘蛛・蜘蛛の枕詞
ひるま過ぐせと = 「昼」と「蒜(ひる)」を掛けている
  蒜はニンニクのこと
古今集 巻末 墨滅歌に

  思ふてふ言の葉のみや秋をへて下
  衣通姫のひとりゐて帝を恋ひ奉りて


わが背子が来べきよひなりささがにの
  蜘蛛の振舞ひかねてしるしも


蜘蛛が活動すると待ち人が来る前兆だと信じられていた

COMMENT

笑い話みたいな

シーンですよね。
このあたりこの時代の階級意識が覗えて面白いです。

☆式部丞の歌の下の句の終わりは「あやなさ」ではなく「あやなき」だと記憶していますが.....。

大蒜は千年の昔から強壮剤だったんですね。
野蒜を食したのかしら。
あれもかなりイケます。

ひるま過ぐせと

いふがあやなさ
いふがあやなき
ネットで検索して見ましたら
両方あるんですねぇ

いふがあやなき
の方が私にも何となくピンときます
いふがあやなき にしよ っと (^0^)/

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