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15番 光孝天皇

君がため春の野に出て若菜つむ
  わが衣手に雪は降りつつ


この歌は古今和歌集の春歌に出ています。その詞書には
  仁和の帝 皇子におはしましける時に
  人に若菜を賜ひける御歌
とあり、即位前の歌です。

即位前とはいへ皇子の立場にある方が野に出て
若菜を摘んだかどうか・・
でも高貴な人の歌に「若菜を摘む」歌は少なくない
かの人達は実際に若菜を摘んだのか、それとも
イメージして詠ったのか・・

「君」は女性。古今和歌集の詞書には「人」とあるから
特定の女性ではなく、やはりイメージ歌だと思います。
「君」の用法について

万葉集では男性歌で「君」を使用する場合、その多くは
天皇を指しています。
男性歌で女性に「君」当てた歌は殆ど見当たりません。
男性歌では女性に「妹」を当てています。

万葉集では男性が女性の立場で女性歌を詠っても
すぐにそれだと分かります。

古今和歌集・新古今和歌集になると
「妹」の用例は少なくなり、「君」が多くなっています。

百人一首の中での、この歌の特徴。

  君がため で始まる歌がもう一首 50番
  わが衣手・・つつ で終わる歌が1番にも

COMMENT

言葉の移り変わり

君と妹の移り変わりに焦点を当てたことはありません。

な~るほどって感心しました。
豆知識が付いたので、どこかで披露しようかしら。

でも、すぐに化けの皮が剥がれるので止しときます。

本の表紙がズラリで古歌の雰囲気が増しますね。

君と妹

君と妹に関するアピールは私勝手な推論です。
文献から得た知識ではなく、古典風の短歌を作ろうとした際に
万葉集・古今集・新古今集の歌を比較して気づきました。
まだ完全に検証してないのですが・・・
それに私がまだ知らないだけで
既にこの件に関する本が出ているかも。

本の表紙。小さいサイズ(現在は、万葉集 全訳注原文付) が
アフリエート用として提供されているもの。
大きいサイズは自分で撮りました。
友達が撮り方のコツを教えてくれました。

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