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鬚の剃り杭

万葉集 巻第十六 由縁ある雑歌

  僧を戯れ嗤へる歌一首

16-3846 法師等之鬚乃剃杭馬繋 痛勿引曽僧半甘


法師らが鬚の剃り杭馬繋ぎ
  いたくな引きそ僧は泣かむ


坊主の剃り残した不精鬚に馬を繋いだら
手荒に引っ張るなよ 坊主が泣きべそかくから


  法師の報へたる歌一首

16-3847 檀越也然勿言五十戸長我 課役徴者汝毛半甘


壇越や然もな言ひそ里長が
  課役徴らば汝も泣かむ


檀家さんよ そんなひどいこと言ひなさんな
里の村長さんが労役の駆り出しに来なすったら
お主らも泣きべそかく身なんだから
鬚の剃り杭 = 剃り残したまばらな鬚を杭に見立てた
課役 = 公権力による義務づけられた強制労働
  僧侶は課役の対象外であった


檀家さんよ そんなひどいこと言っていいのかい
私ら僧侶には課役の義務はないもんね
その時 泣くのはあんた達なんだから

この勝負 お坊さんの勝のやうですね

COMMENT

万葉集講座

講座の2回目に行ってきました。
今日は三~七首まで。
「枕詞」や「序」というものの奥深さ、面白さにますます魅かれています。
たとえば五首目で「思ひそ焼くる」を出すために
「網の浦の海処女らが焼く塩の」をもってくる、というのとか。
ひとつの歌のなかに込められている空間の広がり、情感の広がりに驚かされます。
あの時代の人々って素晴らしい才能があったんですねー。

巻第一・第二・第三・第四

このあたりには素敵なな歌がいっぱい
特に古い時代の歌はなんとなく重厚な感じがします
長歌も気に入った歌は暗記して意味も理解して
何度も何度も口ずさんで下さいね。
「網の浦の海処女らが焼く塩の」 の表現は
私も大好きです  次の返歌に 「時じみ」 がありますが
「時じく」 は他の歌にも出てきます
その次の歌 「秋の野の」 も好きな歌です
ののの と続くところが楽しい (^0^)/

・・・??

のののって?

の止めの結句ですか?

秋の野の

秋ののの (^0^)/

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