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歌道

冷泉家 (れいぜいけ) の先祖は藤原定家 (父は藤原俊成)
そして現在の当主は冷泉為人さんです
冷泉家は近世中級公家邸の唯一の遺構で重要文化財

藤原定家は「新古今和歌集」の撰者の一人であり
「小倉百人一首」を編んだ
定家が日記に残した有名な言葉は
紅旗征戎わが事にあらず
  (源頼朝が挙兵しゃうが俺の知ったことか)


豊臣秀吉は茶道だけでなく歌道にも首を突っ込んでいる
奥山にもみじ踏みわけ鳴く蛍
さぁ これに下の句をつけよ  といふ訳である
蛍が鳴く筈がない 皆 はたと困った
と 細川幽斎は こんな古歌があると言ってその場を繕った


武蔵野の篠を束ねて降る雨に
  蛍よりほか鳴く虫もなし


そして秀吉の出した句に自ら下の句をつけたのです

奥山にもみじ踏み分け鳴く蛍
  しかとは見えぬ杣のともし火


この話を知った時 私は落語の「てれすこ」そして
「すてれんきょう」のことを思ひ出しました
誰も知らない事柄については 最初に言った人の言葉が
正しいといふ変な理屈 (幽斎が即席で作った古歌)

COMMENT

支配者

>蛍が鳴く筈がない 皆 はたと困った

生き延びるには、この難問をいかに機転を働かせ対応することも才能ですね。
あまりそういう場には遭遇したくありませんが
妙案が浮かんだ時は違った喜びがあるように思えます。
何事も、考え方一つで、難が喜になりますね。

智慧

智慧は身を助けますが こんな話もあります
昔 或る国の数学者がロシヤ軍に遭遇した
「私は怪しい者ではない 数学者です」と言ふと
ロシヤ軍の将校は言った
「何?数学者だと? それならマクローリン級数をN項で切った時の剰余項は何か
 答へてみろ 正しく答へられたら命は助けてやる」

で、その結末は?

余計なことは言わない方がいいこともあるんですね。

結末

上の話は古い記憶で書きました

日本評論社 数学セミナー 12-71 臨時増刊
100人の数学者 頁116「数学への言葉」より
全文を正しく引用しますと・・

  なに?貴様は数学の教授だと? それなら答え
  てみろ.マクローリン級数を第n項で切ったと
  きの剰余項は何だ.できたら許してやる.でき
  なかったら銃殺だ.
  ( ソ連の物理学者タム (1958 年ノーベル賞受
  賞 )がロシア革命直後 食料買い出しに行って
  ゲリラ隊につかまったときのこと 彼はこの
  「一生でもっともおそろしい試験」に危く合格
  して 無事に帰れた.相手の数学者の隊長の名
  は知られていない)

芸は身を助く

知らないより知っている方が 何かの時には役立つ
・・・が今回のテーマソングでした

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