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鴨山五首

柿本朝臣人麿の石見国に在りて臨死らむとする時
自ら傷みて作る歌一首

2-0223
鴨山の岩根し枕ける我をかも
  知らにと妹が待ちつつあらむ


柿本朝臣人麿の死りし時
妻依羅娘子の作る歌二首

2-0224
今日今日とわが待つ君は石川の
  貝に交りてありといはずやも

2-0225
直の逢ひは逢ひかつましじ石川に
  雲立ち渡れ見つつ偲はむ


丹比真人の柿本朝臣人麿の意に擬へて報ふる歌一首
2-0226
荒波に寄り来る玉を枕に置き
  われここにありと誰か告げなむ


或る本の歌に曰く
2-0227
天離る夷の荒野に君を置きて
  思ひつつあれば生けるともなし
万葉集 巻第二に柿本朝臣人麿の辞世の句と
それに関連した句が四首 連続して載っています。

この鴨山という柿本人麿終焉の地が何処の地であるか
人麿死の理由は何か
水底の歌 上巻・下巻 著者 梅原猛 新潮社
(◆ 当ブログの参考資料 ◆)

ここでは鑑賞するだけに止めませう。

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ちゃむ

  • Author:ちゃむ
  • 1940.01 生まれ 男性
    この写真は但馬皇女の歌
    人言を繁み言痛み己が世に
      未だ渡らぬ朝川渡る

    をイメージしたものです

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