スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

60番 小式部内侍

大江山いく野の道の遠ければ
  まだふみも見ず天の橋立


生野への道はここから余りにも遠い
大江山は更にその向う
ましてその遥か遠くにある天の橋立へは
まだ行ったことがありません。

  母の居る橋立は めちゃ遠いおすやろ?
  橋立の地なんか踏んだことおへんえ
  それに母からは手紙も貰ってぁしまへんしなぁ


いく野 = 行く の掛詞  踏みも見ず = 文も見ず の掛詞
天の橋立 = 母 和泉式部がいる地であり縁語となっている


母は56番 和泉式部。

私はこの歌が百人一首の中で一番好きです。
 自分をからかった男に即興でしっぺ返しをしたこの歌
 こましゃくれた小娘が「さぁだうだぁ」と言っている。
小式部は歌才にたけていたが、小式部の歌は母の代作では
ないかとのうわさがあり、ある歌会で藤原定頼(六十四番)に
「歌はだうしましたか? もう丹後のお母さんに
 使いは遣りましたか? 心配でせうねぇ」
さう言ってからかはれた。
小式部はその場で定頼を引止めてこの歌を詠んだといふ

この歌は金葉集にあり その詞書には

  和泉式部、保昌に具して丹後国に侍りけるころ
  都に歌合のありけるに、小式部内侍歌よみにとられて
  侍りけるを中納言定頼つぼねのかたに詣できて
  歌はいかがさせ給ふ、丹後へは人つかはしけんや
  使は詣で来ずや、いかに心もとなうおぼすらむなど
  たはぶれてたちけるを引きとどめてよめる

COMMENT

しっぺ返し

よくぞやったって感じの歌だったんですね。
ちっとも、知りませんでした。

爽快

小式部 してやったり と にんまり
定頼はショボン

Please write a comment!


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK URL

side menu

当ブログの参考資料

歌の復籍 上巻・下巻
著者 梅原猛
集英社
歌の復籍


水底の歌 上巻・下巻
著者 梅原猛
新潮社
水底の歌
文庫本が出ています↓
水底の歌(上)
水底の歌(下)


万葉集(一) 全訳注原文付
講談社文庫 著者: 中西進
万葉集(一)


万葉集(二) 全訳注原文付
講談社文庫 著者: 中西進
万葉集(二)


万葉集(三) 全訳注原文付
講談社文庫 著者: 中西進
万葉集(三)


万葉集(四) 全訳注原文付
講談社文庫 著者: 中西進
万葉集(四)


万葉集(別巻)全訳注原文付
万葉集事典 講談社文庫
著者: 中西進
万葉集(別巻)


文法全解 伊勢物語
著者 雨海博洋
旺文社
伊勢物語


古今和歌集要解
著者 稲村徳
有精堂
古今和歌集要解


新古今和歌集要解
著者 稲村徳
有精堂
新古今和歌集要解


もっとも分り易き 萬葉集の解釋
著者 柴田隆
日本出版社
定價金70錢?
もっとも分り易き 萬葉集の解釋


萬葉集選抄
著者 次田潤
明治書院
定價金壱圓拾錢
萬葉集選抄


大和物語・宇津保物語 他
著者 藤井貞和 大岡信
新潮社
大和物語


源氏物語(一)
石田穣二 清水好子 校注
新潮日本古典集成
新潮社版
(下の写真は背表紙)
古今和歌集要解

最近のコメント

関連リンク

side menu

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

当ブログの参考資料

京都ルルブ
2001年3月版
JTB
京都ルルブ


くわしい解説 小倉百人一首
著者 小町谷照彦
文英堂
小町谷照彦の小倉百人一首


田辺聖子の小倉百人一首
著者 田辺聖子
角川文庫
田辺聖子の小倉百人一首
ここで購入できます↓
田辺聖子の小倉百人一首


絢爛たる暗号
著者 織田正吉
集英社
絢爛たる暗号
文庫本が出ています↓
絢爛たる暗号


小倉百人一首全釈
著者 井上雄一郎
武蔵野書院
井上雄一郎の小倉百人一首


百人一首故事物語
著者 池田弥三郎
河出書房新社
百人一首故事物語
文庫本が出ています↓
百人一首故事物語


上田秋成集
著者 稲村徳
有精堂
上田秋成集


『万葉集』の世界
著者 阿蘇瑞枝・梅原猛・中西進
筑摩書房
『万葉集』の世界


万葉を考える
著者 梅原猛ほか
新潮社
万葉を考える


大和物語・伊勢物語 他
日本古典文学全集
著者 片桐洋一・福井貞助
・高橋正治・清水好子
小学館
(下の写真は背表紙)
日本古典文学全集

プロフィール

ちゃむ

  • Author:ちゃむ
  • 1940.01 生まれ 男性
    この写真は但馬皇女の歌
    人言を繁み言痛み己が世に
      未だ渡らぬ朝川渡る

    をイメージしたものです

ブログ内検索

Powered By FC2 blog

FC2Ad


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。